ぎっくり腰
- 長時間座ったままでいることが多い
- 朝起きたら腰が痛い
- 立ち上がるときに突然腰に激痛が走った
- 痛くて腰を曲げられない
- 腰の激痛で歩くのもつらい
魔女の仕業!?ぎっくり腰|熊本市腰痛改善.com
欧米では「魔女の一撃」ともいわれるぎっくり腰。正式には急性腰痛症と呼ばれます。
些細なきっかけで急激に発症、動作による痛みの悪化、明らかな神経痛や麻痺などなし、レントゲンやMRIでははっきりした異常所見なし、そして比較的短期間で治まる、などを満たすものをいいます。
ぎっくり腰の原因|熊本市腰痛改善.com
ぎっくり腰の根本原因ははっきりわかっていませんが、その発症要因として
- 不用意に重い物を持った
- 急に腰を捻った
- 無理な体勢で身体を動かした
- 過重な体重
- 肉体疲労
- 不良な姿勢
などがあります。
ぎっくり腰は様々な状況をきっかけとして起きています。くしゃみや咳でぎっくり腰を発症したという人もいます。
痛みの発症部も様々で、腰部の関節や椎間板の捻挫や損傷、筋肉や靱帯などの軟部組織の損傷などが考えられます。
またその痛みの原因が必ずしもぎっくり腰だとは限りません。腰椎分離症や圧迫骨折などの、他の疾患も考えられます。
しっかりと症状を見極め、レントゲンなどで詳しく検査する必要があれば提携の整形外科をご紹介いたします。
ぎっくり腰の治療|熊本市腰痛改善.com
ぎっくり腰は数日で激痛がおさまり、数週間もすると症状は軽減するといわれていますが、ぎっくり腰経験者の3分の2は、回復してからもずっと腰痛の症状が残っている感じがするという報告があります。
実際、ぎっくり腰は慢性化する率が高いというデータもありますから、急性期のうちに充分な処置と治療が求められます。
初期には安静が大事です。炎症を起こしていると考えられるので、温めるよりも冷やすほうが有効だと思われます。
また、近年のぎっくり腰治療の認識は、以前とは大きく変わってきており、安静期間について3日以上は不要だという考え方が主流になっています。
大事をとって3日以上安静にした人のほうがその後の経過が良くないということが、研究結果として多方面から報告されています。
ぎっくり腰になったら|熊本市腰痛改善.com
ぎっくり腰を発症した直後を急性期といいます。その期間は炎症が起きている状態ですから、刺激しないように安静にすることが大事です。
できるだけ痛みが少ない楽な姿勢をとりましょう。
患部を冷やすことも有効ですが、長時間続けて冷やしすぎては皮膚を傷つけることにもなりかねません。短時間を繰り返すという方法で冷やすと効果的で身体への負担も少ないです。
痛みが治まってきたら過度な安静は禁物です。無理はいけませんが、身体を動かすように心がけましょう。
当院が治療で用いるマッケンジー法は、一時的に痛みを感じなくする注射や薬とは違い、その痛みを根本的な解決に導く運動療法です。
発症したぎっくり腰の痛みがやわらいでくる身体の動かし方を見極め、その方向への運動を繰り返し行うことで症状を改善へと導きます。
「このくらいの痛みなら」と我慢することは禁物です。慢性の腰痛となってしまうと、回復に手間取ることになります。
痛みを感じなくなるまで、しっかりと治療しましょう。
ぎっくり腰は、その原因がはっきりしていないとはいえ、加齢や肉体疲労、運動不足などによる筋力の衰えの影響がないとはいえません。
体幹のインナーマッスルの働きを高めることでくせになりやすいといわれるぎっくり腰の予防になると考えられています。
また、規則正しい生活は、ぎっくり腰ばかりでなく様々な疾患の予防対策となります。体を甘やかせ過ぎず、健康的にすごすことが腰痛の予防に何より大切なことです。